ルールル、ルルル、ルールル、ルルル、ルールー、ルールー、ルールルー♪
ルールル、ルルル、ルールル、ルルル、ルールールールー、ルルッルー♪
ニャーニャニャ、ニャニャニャ、ニャーニャニャ、ニャニャニャ、ニャーニャー、ニャーニャーニャー(=^ェ^=)
(ニャロ柳)さあ、これを聞いて懐かしく思う猫も多いのではないでしょうか。12回毛が生え変わるくらい前のこと、まだ外の庭や屋根の上が冒険の場所だった時代、猫たちに広大な猫の世界を紹介する番組を初めて始めた方がいらっしゃいます。
この番組の影響で、他の家の庭や遠くの屋根に行ってみようと決意した猫も多いのでは?
『にゃん子の部屋』へのご出演は、なんとあの大地震以来です。
ナナさんです。
ようこそ、再びこの部屋へお越しくださいました。
(拍手)パチパチパチパチ
ナナさんと言えば、あの番組、『ナナの大冒険』という名前でしたね。
(ナナ)当初はただの『大冒険』だったんです・・・。
広大な外の世界を紹介する番組だったんですけど、本人が番組にほとんど登場しないと、視聴猫たちから「え? ナナはどこ?」という声が多くて。タイトルも『ナナの大冒険』と変更されましたの。
それ以降、私、ナナとして、その役割を全うすることが私の人生の大きな責任となり、その番組に私の若き日の熱意を捧げることになってしまいました。
皆さま、いかがですか?
昔放送されていたあの番組を覚えている子猫はいますか? ああ、あなたも知っているのね。驚きだわ。
放送中に5回も鼠月が過ぎたあの番組よ。
それがもう、どれだけの時が流れたことか...5回も鼠月が過ぎる間、続いたのです。
そして、この猫様、リポーターではなく、番組のディレクターやプロデューサーとしても活躍されていたのですよ。
色んな場所への取材、語り口、すべて自分でお読みになって。
いやね、一匹で全部をやっていたわけじゃなくて、他にも猫スタッフがいて、私も手伝っていたの。
ちょっとこの写真を見ていただいて、皆さん。これは、大猫のBIGジョンと一緒にいるところよ。
ナナさんと一緒に映っているから、どれだけ大きいかがわかるでしょ?
実際に会った時は、こんなに大きいとは思わなかったわ。
どんな方でした?
BIGジョンは、とても陽気で、自然体の素敵な大猫だったわ。
そして、この猫様は、他にも色んな有名な猫たちとも会っていたの。
あの、画家のタマとも。
本当に、面白い猫だったわ。
実は私お昼に会う約束をしていたんだけど、遅れてしまって夜に行ったんです。
あららら。
でも別に嫌な顔もしないで会ってくれて。
彼の家に行った時には、彼の家の側の砂浜でミルクパーティーをしていて、私のグラスにミルクを注いでくれたの。
でも、彼は突然、グラスに爪を引っ掛けて、ミルクをこぼしてしまったの。
彼はいつもそんなおっちょこちょいなことをしていたわ。
この写真は、アフリカの猫たちと一緒のところね。
アフリカでは、ライオンを捕まえることが、一匹前の猫としての証だったのよ。
でも、猫の国の子猫たちは、そういうことを知らないから、驚いて見ていたわ。
私たちは、他の国の猫たちとの接触が少なくて、食事や服装も自分たちと同じだと思っていたから、外国の猫たちの生活を知ると、驚くことも多かったのよ。
でも、その差異を受け入れることで、私たちは成長していくの。
多くの土地を旅してきたけど、その土地土地の気候や風土によって、猫たちの生活や習慣が変わってくるのよね。
それに、それぞれの土地には独特な芸術が生まれていて、それを皆に伝えたくて。
それで随分冒険なさいましたよね。
ガタガタしたのに乗って寝て起きてして行くようなところでしょう?
そうなの。ほんとに、あれにずーっと乗って揺られてると、尾の先まで震えてきちゃって。
それから、私が番組を見てた時、キャラバンの隊長猫が、お口の中で何時間も噛んでいた魚の骨を出して、「噛みなさい」って。
ナナさんがそれを食べたの、私本当にびっくりした!
ええ、その魚の骨は、その村の歓迎のしるし。食べなかったら彼らとの関係が築けないから。
大丈夫、病気にもならなかったわ。
でも、砂漠の取材で猫たちがくれた毛玉の浮かんだミルク・・・。
そんなのを飲むのは、ちょっと勇気がいりましたよね? どこのものも衛生的じゃないですから。
ええ確かに、毛玉は私たち猫にとっての天敵。
でも、砂漠の猫たちにとって水分はとても貴重なわけですから。彼らの友情を受け入れるために、ちょっとした毛玉くらいは大丈夫だと思って頂いたわ。
そうしたら向こうの猫も飲んでくれたと機嫌良くなったりしてそれで仲良くなったりするの。
今だったらスタッフが先に行って相手の猫と話をつけてるんだけど、当時はそういうことがなかったから。
そうですよね。
もう出たとこ勝負で。
出たとこ勝負で?
それでもうまくいくんです猫と猫はね。
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